休職中でも保育園は続けられた。でも、診断書だけでは足りませんでした

休むとお金のこと

「休職中 保育園」

そう検索したということは、休職中のまま子どもを預けていていいのかが不安なのかもしれません。

あるいは、これから休職を考えていて、保育園の利用が止まってしまうのではないかと心配されている方もいるかもしれません。

私は休職中の薬局薬剤師で、小学生と未就学児の子どもがいます。
下の子は、休職に入ってからも届け出をすることで、保育園に通い続けています。

私の場合になってしまいますが、先に結論を書きます。

  • 休職しているだけでは、退園にはならなかった
  • ただし、「病気で休んでいる」と伝える手続きが必要だった(届け出は速やかに)
  • 案内に書かれていない書類を求められた

※保育園の運用は自治体によってかなり違います。この記事は私の住む自治体での話なので、最後は必ずお住まいの自治体で確認してください。

休職中も届け出をして利用を続けられました。でも、退職すると話が変わります

私の住む自治体では、保育を必要とする事由のひとつに「病気やけがの状態にあること」が入っていました。
そして私の場合は、休職して働いていない状態でも、届け出をして、利用を続けることができました。

一方で、退職すると扱いが変わります。
仕事を辞めて家庭で保育できる状態になった場合や、必要な届け出をしなかった場合は、利用を続けられなくなると書かれていました。

退職して「求職活動」の事由に切り替える場合も、保育園の利用が認定される期間には上限があります(私の住む自治体では、90日または3か月のうち短いほうでした)。

私が退職しなかった理由

ここまで読むと、「保育園のために休職を選んだのか」と思われるかもしれません。
でも、正直に言うと違います。

当時の私にあったのは、とにかく何も考えたくない、休みたいという気持ちでした。
そして、この状態のまま退職を決めるのが怖かった。

いま調べると、退職しても「病気」の事由で続けられた可能性はあります。
ただ当時の私には、退職して、事由を変更して、書類をそろえ直すだけの余力がありませんでした。

制度を比べて選んだのではありません。
動く体力も、考える気力もなかったから、休職を選んだというのが本当のところです。

区役所への相談は、休職してから数ヶ月後になってしまいました

休職に入ってしばらくは、休んでいることを伝えないまま利用していました。

本当は、伝えたほうがいいことは、ちゃんと分かっていました。
でも、そのときの私には、
相談するという行為が、
人と話すという行為が、
とてもハードルの高いものに見えていました。

実際に相談に行けたのは、休職して数ヶ月が経ったころです。
体調が少し戻って、ようやく動けるようになってからでした。

本当は、もっと早く行くべきでした。
ただ、そこまでの元気がなくて無理だったというのが事実です。

正直に言うと、怒られるかもしれないと思っていました。
はっきり退園を覚悟していたわけではありませんが、「もしかしたら退園になるのかな」と頭をよぎることはあって、不安でした。

そして実際に窓口へ相談に行ってみると、手続きをすれば保育園の利用を続けられると分かりました。
動けずにいた数ヶ月分の悩みは、ふっとなくなりました。

※私の住む自治体の利用案内には、保育を必要とする理由が変わったときは「速やかに」届け出るよう書かれていました。
届け出をしないままだと、利用を続けられなくなることもあります。
私は結果的に続けられましたが、同じようにいくとは限りません。

診断書だけだと思っていたら、就労証明書も必要でした

私の住む自治体の保育園の利用案内には、病気の場合の必要書類として「診断書」と書かれていました。
だから私は、診断書だけ出せばいいと思っていました。

ところが区役所では、
「会社からの就労証明書も出すように」
と言われました。
理由の説明は特になく、休職期間が書かれているものが必要、という話でした。

利用案内には診断書としか書かれていなかったので、その場でちょっと混乱しました。

窓口の方も、長期間休む人に対応したことがないような様子でした。
「他の方はどうしているのですか?」と聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

「そんなに長く休む方がいなくて……」

私みたいに長期間休むなんて、珍しいの?

そう思って、少し悲しくなりました。

そのうえで、診断書をもらうたびに就労証明書も一緒に出してほしい、という説明でした。

それと、診断書には「療養のため保育園を利用する必要がある」という記載を入れてもらうようにとも言われました。
これも医師に依頼しないといけないので、お願いすること自体がしんどかったです。

このときの窓口の方の説明は、正直なところ分かりにくい部分もありました。

就労証明書の休職期間を長めに書いてもらって、診断書はその都度出せばいい


という案内をされたのです。
でも、休職期間が書かれた就労証明書が必要なら、まず診断書がないと書けないのではないかと私は思いました。

いやいや、順番が逆でしょ。

そしてもうひとつ、頭に浮かんだのは
「また私のやることが増えるのか」ということでした。

書類が増えるということは、会社への連絡が増えるということです。
当時の私には、それがいちばんこたえました。
軽く絶望した、というのが正直なところです。

提出の負担は、医師に相談して減らせました

当時、診断書は1ヶ月ごとに出していました。
そこに就労証明書が加わると、毎月、病院と会社の両方に依頼することになります。

これは、かなりの精神的負担でした。
会社に連絡を取ること自体がしんどい時期だったので、手続きそのものより、依頼する心労のほうが大きかったです。

そこで、医師にダメもとで相談してみました。
「毎月の手続きが精神的にとても負担に感じるので、診断書の期間を2ヶ月にしてもらえないか」、と。

結果として、診断書は2ヶ月ごとになり、就労証明書も2ヶ月ごとの申請で済むようになりました。
頻度が半分になるだけで、気持ちがかなり楽になりました。

※これは、私の場合たまたま希望が通ったというだけの話です。
知り合いには、「診断書は1ヶ月分しか出せない」と言われた方もいました。
医師や状況によって違うようなので、必ずこうできるとは限りません。

いまの手続きの流れ(私の場合)

いまは、2ヶ月ごとにこの流れで提出しています。

  1. 病院で診断書をもらう
  2. 会社に就労証明書を依頼する
  3. 届いたら、診断書のコピーと一緒に、保育園経由で区役所へ出す

診断書は、私の住む自治体では「コピーでいい」と区役所で言われました。
原本が必要かどうかは自治体によって違うかもしれないので、提出するときに確認してみてください。

いちばんしんどかったのは、手続きではありませんでした

手続き自体は、やってしまえば終わります。
しんどかったのは、別のところでした。

さきほど書いた「そんなに長く休む方がいなくて……」という言葉は、そのあともしばらく自分の中に棘のように残りました。
自分が休みすぎだと言われているように感じたからだと思います。

たぶん、そういう意図ではなかったと思います。
事実として珍しい、という話だったのだと思います。
それでも、当時の私にはそう聞こえました。

一方で、子どもを預けること自体に、後ろめたさはありませんでした。
とにかく一人になりたかったし、子どもにも安全な場所にいてほしかったからです。

ただ、他のお母さんたちや、自転車で颯爽と送迎している人を見かけると、「私は休んでいていいのかな」と思うことはありました。

なお、私の場合、保育時間は変わりませんでした。
子どもが3歳以上のクラスだったこともあるかもしれません。
こちらも、窓口や電話で確認してみるといいと思います。

まとめ:届け出は必要でした。相談して続けられました

  • 休職しているだけでは退園にならなかった。ただし「病気で休んでいる」という届け出は必要だった
  • 利用案内には診断書としか書かれていなかったが、就労証明書も求められた
  • 書類の負担は、医師に相談して減らせることもある

もしいま、休んでいることを伝えられないまま時間が過ぎているなら。
私も、動けるようになるまでに時間がかかりました。

でも窓口に相談に行ってみたら「手続きをすれば保育園の利用を続けられる」と分かって、それまで抱えていた不安は小さくなりました。

ただ、私の住む自治体の案内では、届け出は「速やかに」とされています。
窓口に行ったり電話をすることが負担に感じるのであれば、お住まいの自治体の利用案内で、どんな場合に預けられるのかを確認してみることから始めるといいかもしれません。

これから休職を考えている方へ

「保育園があるから休めない」と思っている方もいるかもしれません。
私も、そこは気になっていました。

でも、私の住む自治体では、休職(療養)も保育を必要とする事由に入っていました。
休みに入る前に一度保育園の利用案内を確認してみる、もしくは電話で聞いておくだけでも、気持ちが少し軽くなるかもしれません。

繰り返しになってしまいますが、この記事はあくまで私の住む自治体での話です。
ご自身のお住まいの自治体の案内で実際に確認してみてください。

子どもの長期休みが重なったときのことは、こちらに書いています。

 休職中に子どもの夏休みが来た。私にとっては、休みになりませんでした
休職中に子どもの夏休みが来ました。学童、保育園、お盆の帰省。やってみて助かった工夫は特に思いつきません。それでも、しんどかったら預けていい、頑張った自分を褒めていいと伝えたくて書いた記録です。
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