傷病手当金の申請書を前にして、手が止まっていませんか。
私は休職中の薬局薬剤師です。
休職に入ってから、この申請書を何度も書いてきました。
正直に言うと、書き方が分からなくて困ったことは、ほとんどありませんでした。
記入例もついてきますし、会社の人の善意で書く場所も教えてもらえました。
つまずいたのは、別のところでした。
「分からない」ではなく「面倒」です。
保険証を探してくるのが面倒。
日数を数えるのが面倒。
そういう理由で、手が止まりました。
この記事では、私が実際にどう進めたか、どこで止まったかを書きます。
そのうえで、2回目からぐっと楽になった方法も書いておきます。
なお、私は休職に入ってから実際に申請に取りかかるまでに2ヶ月半かかりました。
そのときのことは、こちらにも少し書いています。

※保険者(健康保険組合や協会けんぽ)によって、用紙も進め方も違います。この記事は私の場合の話として読んでください。
申請書は、会社から送られてきました(2回目からは自分でダウンロード)

1回目は、診断書をもらったことを上司に伝えたところ、会社の人事部から申請書が郵送されてきました。
2回目以降は、「保険者のサイトからダウンロードしてください」と言われたので、自分でダウンロードして、コンビニでコピーしました。
ここで、ひとつ失敗しています。
送られてきた申請書を、先にコピーしておけばよかったのです。
そして受診の前日に書こうとして、そのまま書き始めて、書き損じてしまいました。
「もう嫌だ」
書き損じた時点で、そうなっていました。

この頃は、頭が回っていませんでした。
先にコピーを取っておくことも、2回目以降のことも、考えていなかったのだと思います。
ただでさえ億劫なのに、「明日までに」と思うと、よけいに動けませんでした。
書く順番は、自分 → 医師 → 会社でした
申請書には、書く人が3人います。
本人・医師・会社です。
私の場合は、この順番でした。
- 自分が書く欄を記入する
- 医師に書いてもらう
- 会社に郵送する(会社が書く欄を記入して、保険者へ)
書く場所が分からない、ということはありませんでした。
会社から送られてきた申請書には、本人が書く欄に鉛筆で丸がつけてありました。
記入例も同封されていました。
これは会社の方の善意だと思います。
人によっては、本人の書く欄に目印がついていないこともあると思いますが、私の場合は、おかげさまで書く場所に迷いませんでした。
つまずいたのは「分からない」ではなく「面倒さ」でした
書き方は分かる。それでも手が止まる。
当時つまずいたのは、この4つです。
- 保険証を出してきて、保険番号を書くのが面倒
- キャッシュカードを出してきて、振込先を書くのが面倒
- 傷病内容を書く欄が面倒
- 申請する日数を数えるのが面倒
どれも、難しいことではありません。
元気なときなら3分で終わります。
でも、エネルギーが落ちていて、
「保険証を探してくる」
「財布からキャッシュカードを出す」
という一手間が越えられませんでした。
そして、もうひとつ大きな理由がありました。
申請書の先に、会社とのやりとりが控えているということです。
書いて終わりではありません。
会社に送って、記入してもらって、という流れがあります。
そして私にとって、会社は、しんどかった場所でした。
書類を送るために会社と関わる、と考えるだけでしんどかった日々が頭に浮かんできます。
そうなると、もうやりたくありませんでした。

面倒だから後回しにした、というのとは少し違いました。
会社のことを考えたくなくて、今回はいいや、となってしまったのだと思います。
医師には、診察のときに渡しました
病院受診時に病院のスタッフから、こう言われていました。
「傷病手当金申請書は医師に直接渡してください」
なので、診察のときに「書いてほしい」と伝えて、私の分を記入した申請書を渡しました。
医師に頼むまでは、そのこと自体がすごく憂鬱でした。
自分から動く、ということにハードルを感じていたんだと思います。
でも、実際に頼んでみると、医師から聞かれたのは申請する日数の確認だけでした。
そして私の場合は、その日の会計のときに受け取れました。
ちょっと時間がかかるのかなと思っていたので、
「今もらえるんだ」という感じでした。
ただ、これは病院によって違うと思います。
後日受け取りになることもあるので、余裕をみておくほうが安心です。
医師に書いてもらうのは、申請する期間が終わってから
病院の張り紙で知ったことが、ひとつあります。
医師に書いてもらうのは、申請する期間が終わってからだそうです。
医師が証明できるのは、実際に診察して「働けなかった」と分かっている期間だけだからです。
たとえば最初の受診日が4月3日なら、すでに4月1日から休んでいたとしても、4月1日に遡って書いてもらうことはできません。
反対に、先の日付を書いてもらうこともできません。
4月11日に受診したときに、4月30日までの分を先に書いてもらうことはできない、ということです。
私は、不備になるのが嫌だったので、受診する前日までの分を記入して持っていっていました。
ただ、1回目の申請書を書くときには、ここを知らないと「思っていたのと違った」となるので注意が必要です。
私はたまたま、張り紙で気づきました。
送付状もつけず、宛名も直しませんでした

会社に郵送するとき、申請書と一緒に、会社規定の休職届も入れました。
そして、送付状はつけませんでした。
会社から届く封筒には、返信用の封筒が入っていました。
宛名には「〇〇行」と書かれていました。
ふつうは「行」を消して「御中」に直すと思います。
それも、しませんでした。
マナーを知らなかったわけではありません。
直す気力がなかったのです。
当時は、封筒に入れて、宛名を確認して、ポストまで持っていく。
それだけで精一杯でした。

正直に言うと、宛名は今も直していません。
送付状をつけなくても、宛名を直さなくても、書類は受け取ってもらえました。
少なくとも私の場合は、何も言われませんでした。
しんどいときには、そこまで頑張らなくてもいいと思っています。
2回目からは、写真を見ながら書くだけになりました

1回目の申請書を、私は写真に撮っておきました。
理由は、書類が自分の手を離れた後、何と書いたか分からなくなるのが嫌だったからです。
会社に送ってしまうと、もう手元に残りません。
何かあったときのために残しておこう、と思いました。
これが、2回目以降に申請書を書く私を助けてくれました。
前回の写真を見ながら、同じように書き写すだけになったからです。
考えるところは、申請する日数だけ。
書き方を思い出す必要も、記入例を探す必要もありません。
毎回保険証、キャッシュカードを出す作業がなくなるのは、思った以上に大きかったです。
同じ理由で、診断書も、会社に出す休職届も、全部写真に撮っています。
手元に残らない書類は、写真に撮っておくと安心です。
申請は、毎月出しています
私は、毎月1回のペースで申請しています。
まとめて出すこともできますが、そうしていません。
理由は2つあります。
ひとつは、まとめると日数を数えるのが大変になるから。
期間が長くなるほど、計算がややこしくなります。
ここは、いまだに毎回いちばん時間がかかるところです。
もうひとつは、お金が入ってこない期間が続くと不安になるから。
私の場合、これがけっこう大きいです。
毎月申請していれば、毎月入ってきます。
まとめ:私がやってよかったこと
- 書いた申請書は写真に撮っておく。2回目からは、見ながら書くだけ
- 診断書も休職届も、手元に残らない書類は撮っておくと何かと安心
- 毎月申請する。日数の計算が楽になるし、お金も毎月入ってくる
申請書そのものは、難しい書類ではありません。
記入例もありますし、分からなければ会社や保険者に聞く事もできます。
ただ、エネルギーが落ちているときに、この一連の作業をこなすのはしんどい。
それは事実だと思います。
だから、完璧にやろうとしなくて大丈夫です。
送付状がなくても、宛名を直していなくても、書類は受け取ってもらえました。

そして、初回だけ乗り切れば、あとは事務的に淡々と進められます。
最初の一歩はどうしても重いですし、そのあとのやりとりを考えると億劫です。
なので、「今日は少し元気かな」と思える日に、書くための準備だけ少しずつしてみるのもありかなと思います。
今日は保険証を出す。
明日はキャッシュカードを出してみる。
そんなふうに。
一気に書かなくても、申請書は逃げていきません。
焦らず、少しずつ進めていけますように。
この記事の他に、傷病手当金がいくらもらえるのか、いつ振り込まれたのかについて、それぞれこちらに書いています。
こちらも気になる方は参考にどうぞ。


