休職中、一番の不安はお金のことだと思います。私もそうでした。
「申請したけど、いつ入るんだろう」——毎日そればかり考えていた時期があります。
私は休職中の薬局薬剤師です。
この記事では、私が申請書を出してから初回が振り込まれるまでの実際の流れと、なかなか振り込まれなかったときに私がとった行動を、時系列に沿って書いています。
読み終わる頃には、振込までの見通しと、待っている間にできることが分かるはずです。
先に結論です。
- 初回は、申請書を郵送してから振込まで約2ヶ月かかった
- 「2回目以降は早い」と聞いていたが、保険者に確認すると「毎回1ヶ月〜1ヶ月半」だった
- 会社経由で申請すると、会社が保険者に送るまでにも時間がかかる(私の場合は10日ほど)
- 待っている間、不安なら確認の連絡をしてもいい
- 動けない時期があっても大丈夫。さかのぼって請求できる
順番に書いていきます。
※本記事は2026年8月時点の情報です。手続きの流れや所要期間は保険者や会社によって違うので、詳しくはご自身の保険証に書いてある窓口でご確認ください。
まず、自分が傷病手当金の受給対象かどうか
傷病手当金があるのは、勤務先の健康保険(協会けんぽ・健康保険組合・共済組合など)に加入している方です。
国民健康保険や薬剤師国保に加入している方は、原則として傷病手当金の制度がありません。
組合によって扱いが違うので、保険証に書いてある窓口でご確認ください。
金額の計算については、別の記事に詳しく書きました。
よろしければ、こちらもどうぞ。

【実録】申請から振込まで、約2ヶ月かかった
私の場合、こうなりました。
| タイミング | 出来事 |
|---|---|
| 休職開始〜約2ヶ月半 | 何もする気になれず、申請に着手できず |
| 約2ヶ月半後 | やっと医師に申請書を書いてもらい、会社へ郵送 |
| 郵送から約1週間後 ※ | 会社から保険者へ郵送 |
| その3日後 ※ | 保険者に到着 |
| 郵送から約1ヶ月半後 | 中々振り込まれず、会社にメール+保険者に電話 |
| 保険者の回答 | 「審査は終わっているが、決済がまだ降りない。 時期は不明」 |
| 郵送から約2ヶ月後 | ようやく初回の振込 |
※この2つの日付は、後日の問い合わせで分かったものです。
保険者からの回答を受けて、「なぜ審査が終わっているのに、決済がおりないんだろう」と疑問に思いました。
ただ、考えていても仕方のないことなので、
「あと半月程度待ってみて、それでも振り込まれなかったら再度確認しよう」
と考え直すことができました。
そして2度目の確認の電話をしようとした矢先に、振り込まれました。

振り込まれた時には、
「やっと振り込まれた」と安心した記憶があります。
なぜ傷病手当金の受け取りまで2ヶ月もかかったのか
振り返ると、待ち時間は3つに分かれていました。
順に書きます。
会社から保険者に届くまで:約10日
自分で郵送後、保険者に到着するまでに意外と時間がかかっていました。
傷病手当金申請書の欄に会社側で記入する所もあるため時間がかかるのだろうと判断しました。
ここで私ができることは特にないです。
なお、会社によっては「申請書は月末にまとめて提出する」というルールがあることもあります。
私は以前、育児休業給付金の申請でそう言われて、なかなか振り込まれずに困ったことがありました。
出すタイミングによっては、保険者に届くまでさらに時間がかかります。
自分の会社ではどうなっているか、一度聞いておくと見通しが立てやすくなります。
保険者での審査:期間は不明
実際に保険者に問い合わせたのは申請から約1ヶ月半後でしたが、確認した段階で審査は終わっていました。
またこの時、書類に不備がなかったこともわかったので、ひとまず安心することはできました。
審査が終わってから振込まで:ここがいちばん長かった
ここがいちばん驚いたところです。
「審査は終わっているが、決済がまだ降りない」
と言われました。
そんなことがあるの!?と思いましたが、ありました。
少なくとも私の保険者では、書類に不備がなくてもこのくらいかかりました。
つまり、書類に問題がなくても2ヶ月程度かかることがある、ということです。

「遅いのは自分の書き方が悪かったのかも」と心配していたのですが、そうではありませんでした。
2回目以降も、早くはなりませんでした

「初回だけ時間がかかって、2回目以降は早い」——ネットでそう読んでいました。
でも実際は、なかなか振り込まれなくてモヤモヤ。
保険者に電話したら、こう言われました。
毎回1ヶ月〜1ヶ月半はかかります
これは私の保険者の場合なので、ほかは違うかもしれません。
ただ、「2回目からは早い」を信じて待っていると、また「まだ入らない」と気を揉むことになるかもしれません。
不安になったら、確認していい

私は電話が本当に嫌いです。
電話でカスハラを受けてから、電話が鳴るのが怖いのはもちろん、自分からかけること自体も億劫になっていました。
確認の電話を、と考えるだけで憂鬱でした。
でも、毎日「今日は入るかな」と考え続ける方が、もっと嫌だった。
だから勇気を出してかけました。
聞いたのは2つずつです。

会社へ(メールで)
「申請書は届いているか?申請書はいつ保険者に提出されたのか?」

保険者へ(電話)
「申請書は届いているのか?もし分かれば審査状況と、振込時期の目安を教えて欲しい」
これだけで、「いま書類がどこにあるか」が分かります。
分からないまま待つのと、分かって待つのとでは、気持ちがまったく違いました。
私が保険者へ電話したときは保険証の記号・番号を聞かれたので、かけるなら保険証を手元に出してからのほうが安心です。
手続きを少しラクにする4つのコツ
傷病手当金の申請は億劫になることが多いですが、やってみて良かったことを4つ書いておきます。
1. 診断書と申請書は、まとめて医師にお願いする
別々に頼むと、そのぶん通院自体が憂鬱になります。
私は月の半ばにまとめてお願いする形に落ち着きました。
2. 一度審査に通った申請書を、写真に撮っておく
記入済みの傷病手当金申請書を写真にとっておくことで、2回目以降は「自分の欄に何を書くか」を機械的に写せるので、ハードルが一気に下がります。
気持ちが乗らなくても無心で記入できるのでお勧めです。
「次はいつからの分を書けばいいんだっけ?」というときも、写真の日付を見ればすぐ分かります。

3. 申請は1ヶ月ごとに
私の会社からも「1ヶ月ごとがおすすめ」と言われました。
毎月振り込まれると思うと、気持ちの面でも落ち着きます。
後からまとめて申請だと、そのぶん振込も遅れます。
4. 病状の欄で手が止まったら、完璧を目指さなくていい
私の場合は、あまり考えずに簡潔に書いて問題なく通りました。
書く内容は人それぞれなので、迷ったら医師や会社に確認してください。
動けない時期があっても、大丈夫
私は休職してから2ヶ月半、申請に着手できませんでした。
書類そのものより、
「会社とやりとりしなければいけない」
と考えるだけで憂鬱でした。
保険番号や振込先を書くだけの欄すら、必要なものを用意することが億劫でした。
でも、傷病手当金はあとからさかのぼって請求できます
(時効は2年)。
動けるようになってからでも間に合いました。
「早く申請しなきゃ」と思うと、それ自体がまた重荷になります。
私のようにぐずぐずの状態からでも、ちゃんと振り込まれました。
まとめ
- 初回の振込は、私の場合は申請から約2ヶ月。すぐには入らない前提で考えておく
- 2回目以降も早くなるとは限らない(私の保険者は毎回1〜1.5ヶ月)
- 書類に不備がなくても時間はかかる。遅いのは自分のせいではない
- 不安になったら、会社と保険者に確認を(メールでも電話でもOK)。保険証を手元に
- さかのぼって請求できるので、動けない時期があっても大丈夫
振込のタイミングが読めるようになると、「いつ入るのかな」を毎日考えなくて済むようになります。
この記事が、その毎日を少しでも軽くできますように。

